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見本と商品の違い

2010年末にグルーポン・ジャパンで販売された商品が、見本の写真と実際の商品に明らかな違いがあったり、商品の配送延滞があったと苦情が殺到しました。
この問題となっている商品は、株式会社外食文化研究所のバードカフェが提供する「謹製おせち」というおせち料理です。
これをグルーポンで注文すると、通常21000円のおせち料理が500件の購入件数に達すると、半額の10500円で購入できるということで話題になりました。

見本の写真では、豪華な4人前のおせち料理が掲載されていて、品数も計33品となっていましたが、実際に購入者に届けられた商品は中身の量がとても少ない上に、品数を数えてみると全部で25品ほどしか入っていなかったようです。
また、料理に使われていた食材も、似ているほかの食材で代用して偽装していたことが後の調査で発覚しました。
さらに、本来であればクール便で送られてくるはずが、普通便で送られたために、中には腐っているものまであったそうです。

このような問題が起きてしまった原因としては、商品の提供元の品質管理や製造管理、配送管理といった点で適切であるかどうかを見極められなかったこと、商品に対する問い合わせ方法が公式サイトのメールのみであったために、事態の把握と対応が遅れてしまったことがあげられます。
こうした問題を受けてグルーポンでは今後、商品掲載までの事前審査の強化や問い合わせに対する専用窓口の設置、業務管理体制の強化を図るとしています。

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